初おしるこ物語。 [daily]
あけまして おめでとうございます
2009年は、年末から続いた美しい冬晴れで迎えることができ、
とっても幸せな気分でした。
お正月に欠かせないものはいくつかあれど、私にとって重要なものの1つは
おしるこ
毎年、祖母が大きなお鍋にいっぱいのおしるこを作ってくれます。
そして、それを1人で他の人の2倍くらいは軽く食べ、
「あれ、もうないの?」という家族に心の中で謝っていました。
でも、今年はそういうわけにはいかない…
作ってくれる人がいないのであれば、自分で作るしかないっ!!
年末からそう心に決めていた私は大晦日の買い出しでようやく大納言を入手しました
もちろん缶になっている「ゆであずき」ではない大納言です。
こう見えて、(って、ブログを読んでくれている人には伝わりませんが、汗)
お菓子作りを密かな趣味としている私としては、これまでに数々のお菓子を作ってきました。
シュークリーム、ロールケーキ、マフィン、スイートポテト、ゼリー、シャーベット、etc.…
ただ、和菓子だけには挑戦したことがなかったのです。
チョコよりも大好きな和菓子には。
理由は単純、洋菓子よりも作るのが難しそうだったからです。
その私が初めて挑戦するものが、大好物のおしるこ。
もう張り切るしかない!
というわけで、さっそくおしるこ作り開始!!
「お菓子大百科」を見ながらふと疑問に思ったこと。
“おしることぜんざいの違いって何だろう???”
作り方⑧: この状態でお汁粉
※注 この本には「つぶあんの作り方」として載っていました
作り方⑨: この状態でぜんざい
…
作り方⑩: さらに煮てつぶあんに
そして、隣のページにはこの2つが…
「つぶあんと同じつくり方で 田舎汁粉」
「つぶあんと同じつくり方で ぜんざい」
…完全に頭がパニック。
というわけなので、もう少し丁寧に解説を見ることにしました。
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作り方⑧: 煮汁がヒタヒタくらいがお汁粉
作り方⑨: お汁粉をさらに煮付け、煮汁から豆が少し出るまで煮る
これでぜんざいのできあがり
作り方⑩: ぜんざいをさらに煮詰める
田舎汁粉: 小豆を粒ごと残して汁けを多めに煮たのが田舎汁
関西ではこれをぜんざいとも呼びます
ぜんざい: 田舎汁粉より水けをとばしてトロリと煮たのがぜんざい
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そして!
新たな発見が!!
田舎汁粉とぜんざいの最大の違いはその水分の量ではなく、入れるお餅にあった
田舎汁粉⇒ 焼き餅
ぜんざい⇒ お豆と一緒に煮たやわらかいお餅
なるほど~
でも、ということは、私の作ったものは何と命名すればよいのだろうか…
・焼き餅が入っている⇒ ぜんざいではない
・水分の量はちょっと少なめ⇒ 田舎汁粉でもない
皆さんからの回答をお待ちしたいところではありますが、
勝手に結論を出しました↓
これは、おしるこ。
何故ならば、大辞泉によれば「汁粉」は
「小豆あんを汁状にし砂糖を加えて煮たものに焼き餅や白玉団子などを入れた食べ物。」
とあるので、笑。
ちょっと水分が少なめのおしること思ってください
でも、せっかくだから、もうちょっと水分を増やしてみたものもお見せします!!
(お餅は食べちゃった後)
というわけで、本当に幸せなお正月でした~
皆さま、本年もどうぞよろしくお願いします
ことばの奥に潜む意味や語源、表現の違いなどと
日々感じたことを中心に、書きたいと思ったときに記していこうと思います。
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